嫁に教えてもらったコーヒー浣腸をやってます。
コーヒー浣腸とは、ゲルソン療法といってゲルソン博士が考案した栄養療法の中の1つです。
詳しくはこちらの本に載ってます。
◆コーヒー浣腸の効能
コーヒー浣腸の効能はこんな感じ(本からの引用)
- コーヒーの成分が血清中の毒物を減らし、体液から毒物を取り除いて正常細胞を健全にする。
- 門脈(解毒に関わる肝臓の静脈)の血流を増やし、続いて胆汁液を増やす。
- コーヒーに含まれる主要な栄養成分のテオフィリンとテオブロミンが、血管を拡張させ、消化管の炎症に対抗する。
- コーヒーのパルミチン酸塩がグルタチオンS-トランスフェラーゼを刺激し、様々な毒性ラジカルを血流から除去させるように促す。
- 浣腸溶液そのものが内臓神経系を刺激して、蠕動運動を起こし、希釈された有毒胆汁液が十二指腸から直腸へ出される。
- 刺激のある浣腸溶液を15分間腸内に溜めておくと、体内の全血液はその間にも3分に1回肝臓を通過するため、コーヒー浣腸は消化管を通して行う一種の血液透析の役割を果たす。
だそうです。
なんだか難しいこと書いてますが、要は『肝臓の解毒作用があります』ということですね。
お尻から入れるなんて….と思われる方がいらっしゃると思うけど、
潰瘍性大腸炎の人はステロネマとかペンタサ注腸とかやってたから、抵抗ないと思います。(いや、抵抗あります….)
あっ、思い出した。
入院中にステロネマやってたら、入れてる途中に看護婦が、
ナース『カーテン開けますけどいいですか~?』
おいら『ステロネマやってるからダメ~』
ナース『カーテン開けま~す』っていって強引に開けよった。
ナース『あら、おかわりないですよね?』って閉めよった。
おいら『開けるなー!て言ったのにー(怒)』
やっぱりやってる姿は情けなくて見られたくないです。
◆浣腸の準備(準備する器具)
1.浣腸用バッグ一式
2.コーヒー
3.ジェルなど(肛門に入れるパイプ部分に塗る)
4.温度計
5.S字フック(器具を引っ掛けるのに使用)
以上5点です。それぞれ説明していきます。
1.浣腸用バッグ一式
コーヒー液を入れる容器ですが、我が家ではカフェコロンキットを使っています。
以前、別の店でガラス製の容器が安く売ってたので買って試したのですが、やりづらかったのでやめました。
カフェコロンキットについてはこちら
2.コーヒー
カフェコロンキットを買うと、カフェコロンが6缶付いてくるのでそれを使えば可能です(6回分)。
なくなったらカフェコロンだけでも注文できます。
ただ我が家ではかなりの出費になるので、コーヒー液は自分で作っています。
作り方は次回にアップしますね。
3.ジェルなど
これもカフェコロンキットを買うと、ウォータージェルがついてくるのでこれを使います。
我が家は節約のためにオリーブオイルをつけてます。
4.温度計
カフェコロンをお湯で薄めて洗腸液を作るのですが、体温程度に調整するのに温度計が必要です。
我が家ではこんなのを使っています。
【送料無料メール便専用】 タニタデジタル温度計 TT-533
(たぶんここが最安値です)
5.S字フック
100円ショップで売ってます。
◆浣腸のやり方
1.まず注入する場所を決めておきます。
お店のホームページでは座りながらパイプを挿入するイラストになっているが、
我が家では洗面所の床にタオルケットを敷いて右側を下に寝転んで入れています。
(1人暮らしの方や家族に見られても平気な方は、洗面器を持って暖かい部屋の中で注入してもいいでしょう)
(お店のホームページのイラストみたいにトイレの便座に腰掛けて注入してもOKですので初めての方はその方がいいかもしれません)
2.肛門挿入口から50cm上の高さになるようにカフェコロンキットをS字フックで引っ掛けられるようにしておきます。
(適当な位置に掛ける所を見つけて頂き、なければ突っ張り棒などで作るしかないです。また50cmにこだわる必要はなく目安にしてください。嫁は50cmじゃ入っていかないと言ってます)
浣腸溶液を入れた容器は、肛門に注入しているチューブの先端から上側に約50センチの高さとし、それ以上は高くしないようにする。
あまり圧力が強過ぎると、コーヒーが腸に入って行かない。
急ごうとすると上手く行かないのである。
あまり高い位置に溶液を設置すると圧力が強くなり過ぎて、蠕動運動に逆らうために、痙攣を起こしてしまう。
だそうです。
3.コーヒー液を作ります。カフェコロンにお湯を加えて1000cc~1200cc位にします。
初めての人や、大腸が半分しかない人(おいらのことだよ(笑))は、800ccからスタートするといいでしょう。
温度ですが、熱すぎると火傷します。冷たすぎると腸内に溜めができにくくなりますので、人肌程度に調整する必要があります。カフェコロンキットが冷えていることを見越して私は少し高め(39度)で作っています。するとカフェコロンキットに入れると37度ぐらいに下がります。
(温度については人それぞれ違うと思うので、何度かやっていく間に自分にあった適温を見つけてくださいね)
4.カフェコロンキットの液止めクリップが閉じているのを確認してコーヒー液を入れます。
(補足)カフェコロン使用前に水ピカでカフェコロンキットを除菌してからコーヒー液を入れます。
5.洗面所などで液止めクリップを開閉してカフェコロンキット内の空気を出しておきます。
6.肛門に挿入するパイプにジェルを塗ります。
7.カフェコロンをS字フックで引っ掛けます。
8.パイプを肛門に挿入し、液止めクリップを開閉しながら入れていきます。
9.入れ終わったらカフェコロンキットのパイプを洗面所のシンクか風呂場もしくは洗面器などに放置し、横になれる場所で横になります。このときも右側を下にしたままです。
便器で注入した場合は不安な場合は、座ったままでもよろしいかと思います。
注入後12分入れておくのが理想ですが、我慢できなくなったら無理をせずトイレで出しましょう。
浣腸溶液が完全に結腸へ注入されたならば、最も理想的なのは12~15分間、そのまま腸内に保つことである。
この間に注入された溶液中のほとんどのカフェインが吸収される。
しかし、15分以上保持する必要はない。あまり長い間腸内に保持していると、液体が全て腸に吸収されてしまうからだ。
もしも12~15分間、保持することができない場合は無理をせずに、できるところまでで止めておくこと。
無理に続けると腹部痙攣を起こす。6~9分間、保持して外に出すようにすればよい。
そのうち「12分くらい腸内に保持しておくのが最も快適である」と、実感するようになる。
なかには12分間、溶液を腸内の留めることができるようになるまでに、3~4カ月かかってしまった患者もいる。
10.終わったら、カフェコロンキットのパイプ部分を石鹸で洗って、お風呂場などに干して乾かします。(風通しのよくないところに干すとカビカビになりますので気をつけてくださいね)
最初は難しくて私なんかは溜めができずにすぐにトイレに駆け込んでました。
嫁はこれをやらないと頭がすっきりしない!といって日課になっています。
どうぞお試しあれ