退院後、普通の食事に加え、甘いもの、ポテチ、etc… ここぞとばかりに食べまくり。
すると吹き出物がひどくなりました。ゲ~、こんなことは高校時代にクレアラシルを塗ってた時以来だー。
医師に相談すると、「術後によくあることだね」だって。塗り薬を処方するだけ。
塗っても全然効いている感じがしないけど...。
今思えば、盲腸を摘出したことと、悪い食事が原因だと思っています。
しかし、まだこの頃は食事の重要性を認識していない時期でもありました。
そんな頃、本屋さんで、ある1冊の本に出会いました。
それは、「胃腸は語る」という本で、手相・人相があるように、胃腸にも相があって、
健康な人は胃腸が非常にきれいであり、病気の人は逆に胃腸が汚れている。
胃相・腸相は、食事によって大きく影響されるというもの。
新谷弘実先生の本は他にもいろいろ出版されているので、1冊はぜひ読まれることを
お勧めします。
今まで、食生活のことをまったく考えてこなかった自分にとって、それはセンセーショナルな内容で、この本を読んで以来、牛乳だけはきっぱりやめました。
ただ、当時独身だったせいもあり、面倒くさがり屋の自分にとっては、自ら食事を作ることができるわけがなく、食事は外食やスーパーの総菜売り場で買ってくる弁当や揚げ物になってしまい、どうしても大好きな油ものだけは縁が切れなかったのです。
いい本に出会っておきながら、食生活を見直すことなく月日は流れ、1年経たずして
再び入院。しかし、今回の入院の時は、前回の入院とは違い、自分にステロイド薬が効くことがわかっていたため、ステロイド薬による治療によって徐々に炎症が治まって退院。
また、さらに1年後に3度目の入院という感じで、再燃期と緩解期を繰り返していました。
入退院を繰り返すうちに、医者や西洋医学への不信感が募ってきました。
『病気になったら病院で治す!』これが自分の中で常識だった。
しかし、自分の病気は病院では治してくれない。
このまま入退院の繰り返しで、再燃を恐れながら一生を終わるのかー?
何か治す方法が他にあるのではないだろうか?
西洋医学に見切りをつけ、治療法を摸索する日々となりました。
そんな入院の最中、職場の同僚が宗教の勧誘にきました。
「毎日、お経を唱えれば病気は治るよ~」
なんかヤな感じ~~。宗教は大きらいでしたが、痛みでヒーヒー言ってて切羽詰っていた自分に、その声は救いの声のように聞こえ、安易に経本を手にして病院のベッドで小声でブツブツ唱えていました。
まあ今から思えば、こんなことではよくなるわけはないのですが...。
その後、いろんな本を読みあさりました。健康関連のHOWTO本、霊能者、ヒーリング、…
除霊みたいなことも高い金払って受けたこともありました。治りたい一心で。
今、断言できるのは、病気治療に宗教は一切必要ありません!
このことについては、後日、改めて記述することにします。
で、3度目の入院中に外出許可をもらって立ち寄った本屋さんに、某信仰宗教の本が置いてあり、その本がなぜか気になり感銘を受け、どっぷりハマってしまいました。
その後、お決まりのマインドコントロールによる転落人生が待ちうけているのであった。
(続く)