23年前、地元の工業高校を卒業後すぐに某有名大企業に就職したものの、学歴差別にあった。給与、賞与、独身寮、昇給制度…待遇が大卒とあまりにも違いすぎる。
自分の方が実力があるのに、なんでそれが給与に反映されないのか?不満の毎日でした。
なかでも入社して4年後、4年勤めた後の自分の給料より、同じ年の大卒の新人の方が高いというのは納得できんかった。途中で金額が抜かれるんだったらわかるんだけんどね。
大学に行かなかった理由は、単純に貧乏な家だったから。
高校を決める時点で「家に金がないから、大学行きたいなんていうと親が泣くだろうな~?」
と勝手に自分で安易に決めてしまっただけ。学力はあったのにね。その時もっと知識があれば、奨学金制度とかでいけないこともなかったかもしれないけど…
入社して6年目、会社の正月休みに入ったときに、実家にも帰らず一人で酒飲んでたときだったと思うけど、このまま生きても出世できそうもないし毎日が楽しくない。
会社では嫌な上司にチクチク言われ、ますます落ち込んでいた。こんなつまらない人生がずっと続くんだ。こんなんだったら生きる意味ないのでは、死んだほうがまし?
そんなネガティブな感情を悶々と抱いていたときに、運命のときはやってきた。
おなかが痛い!
激痛です。いつもの食べすぎと違うような..。とりあえず胃腸薬でも飲んどけば治るだろうと飲んでみたものの、今回は一向に痛みが引きません。
病院に行こうにも、年末で病院も休みです。
うーん、困った。痛みに耐えながら数日過ごし、結局、年明けの1月4日に受診しました。
ひととおりの検査を受け、「あまりに痛いんだったら入院したほうがいいね。」
ガーン! 生まれて初めての入院生活が始まるのでした。
(続く)