治療には、私にはステロイドしか効かないため、必ずステロイドで治療するしかありません。
プレドニン内服、点滴、リンデロン座薬、ステロネマ注腸、上から下からどこからでもステロイドを入れられます。
で、私がステロイドを服用した時の副作用は当初はただ1つ。
顔がアンパンマンみたいにパンパンに膨らんだだけ。
いわゆる「ムーンフェイス」というやつです。
周りの人からは、「太ったの~?」といわれ、でも「うん顔だけね」と答えるしかなかった。
まあ、あの痛みに比べたらこのくらいの副作用はなんとか我慢できるかなー。
でも5回目の入院中に、次の副作用がやってきました。
回診中に主治医に、「右目がかすんで視界がクリアにならないんです。」
と訴えました。すると、すぐに同病院の眼科に受診する運びとなりました。
診断は、いわゆる白内障でした。
なんで、お年寄りや糖尿病患者に多い白内障に、当時30代前半のおいらが
ならなくちゃならないの~???
よく調べたら、ステロイド治療の副作用だってーーー!(納得ー;;)
水晶体が濁っていると、とにかく、太陽の光や車のライトがまぶしいのよね。
退院後も定期的に眼科にも通院していましたが、だんだん視界の曇りがひどくなり、
結局、濁った水晶体を取り除き、眼内レンズを入れる手術を行うことになりました。
手術自体は簡単なものでしたが、この薬の恐ろしさを身にしみた最初の出来事でした。
うーん、ステロイドを侮ってはいけないなぁ。
再燃したらステロイドを使えば確実に症状を抑えられるので、ある意味安心はしていたのですが
こうなると副作用が怖くてむやみには使えない。でも効くんだよな~。
心の葛藤の中、まだこの時点では、
ステロイドの副作用(ムーンフェイス&白内障)< ステロイドの劇的な効果
に軍配が上がっていました。
しかし、おいらに起こった副作用はこれだけにとどまらず、さらに過酷な副作用を
経験することになるのでした。
(続く)