お肉については食べたほうがいいのか悪いのか賛否両論あります。
まず強烈に反対している方の著書を抜粋して載せます。
白砂糖と肉は、食毒の最大のものである。
肉に含まれる老廃物と、肉の腐敗から発生する毒は、血液を汚してしまう。
これらの食毒は、性腺を刺激して、異常な性的興奮を起こし、青少年の非行の原因の一つとなる。
肉食から生まれる神経ホルモンは交感神経を高ぶらせてイライラ、焦燥感が強くなり、激昂しやすくなる。
また、血液の汚れは排泄障害を招いて腎臓の機能が低下し、体内の老廃物が増加する。
それが神経の疲れをまねき、精神活動が低下して判断力が鈍る。そのために、赤軍派の集団リンチ、子殺し、親殺し、毒入りコーラ事件、放火魔、そして、いじめ殺人、学園騒動、家庭内暴力など、凶悪犯罪が続出してくる。(中略)
そして、最後に一つ忘れてならないことがある。それは『ガン』である。『ガン』の原因は、汚れた血液である。
血液が汚れすぎると自家中毒を起こしてしまう。そこで自然治癒力は、この汚れを一力所に集めて血液をきれいにする。これが『ガン』である。これは、正食研究者の一致した見解である。
その実証は、肉食しない人は決して『ガン』にかからないからである。(中略)
また転移という現象が起こるのは『ガン』だけである。これも汚れの塊だということで説明がつくではないか。『ガン』の原料は血液中の汚れだからである。
(中略)
以上に述べたように、肉食(魚も同様)は多くの人々が考えているような健康食ではなく、人間の肉体も精神も共にダメにする不健康食であり、多くの人の病気からガンまでつくるという危険食であることを知らなければならないのである。だから、肉体と精神を極限まで必要とする「F1レーサー」はレースの二日前から肉食を絶つのである。内毒は体カと判断力を奪うからである。
以上述べたことをまとめて見ると、肉食はスタミナを強くするものではなくて、逆にスタミナを奪うものだ。同時に体力は衰えてゆくということである。
スタミナが衰えてゆくのと反対に凶暴性は強くなり、残虐なことを平然として行うようになってゆくという恐ろしい食物なのである。
またまた言い過ぎの感がありますが、私も昔はお肉を食べていましたが妻と結婚してからまったく食べていません。
それはこの著者の言がほぼ正しいと思っているからということもありますが、他にも理由があります。
- (理由1)動物の死に耐えられない!
- 食肉の需要が増えるほど動物が屠殺されることになります。
『屠殺場をガラス張りにしたら肉を食べる人はいなくなるだろう』とベジタリアンで有名なポールマッカートニーもおっしゃっています。
- (理由2)食料飢餓で苦しんでいる人もいるのです。
- 世界中には飢えに苦しんでいる人もたくさんいるかと思いますが、食肉を止めればそれが減るというのを昔何かで見たからです。
どういうことかというと、ステーキ肉1kgを作るのに、えさの小麦やとうもろこしなどの穀物類が10kg必要だというのです。
ということは同じ1kgの食物であれば肉を食べず穀物を食べれば、他の9kgの穀物を他人に分け与えることができるのです。日本人は戦前は肉を食べていませんでした。しかし戦後にアメリカの余剰生産小麦を日本に買わせ利益を得るために、メディアを煽ってパン食と肉食を推奨しました。肉食の需要が増えれば畜産場が増え、牛や豚のえさである小麦を大量に買わせることができるからである。
だったら、余った小麦を食料飢餓に苦しんでいる発展途上国に寄与すればいいのに…と思ってしまいます。
- (理由3)食べ物が安全なのか疑問だから。
- 狭いところで飼育されストレスだらけの動物。病気を防ぐために抗生物質入りのえさを与えられ、そのえさも遺伝子組み換え食品であったりする。そんな動物の肉を食べたいと思いません。
私と似たような考えをもたれた方が、自分より詳しく説明しているサイトを見つけましたのでリンク貼っておきます。
どうして、ベジタリアンなの?
この事を知って少しでも食肉文化が減ることを願うばかりです。